今日も萌えてます

白帯ライト級腐女子のBLまんが感想

『僕をしあわせにしてください』

 

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作家:鳩屋タマさん

同作者の『えっちなお尻じゃダメですか?』に続き、早速読みました。年の差BLが得意でいらっしゃるようですね、11歳差です。そして今回も年下(受)は可愛く、年上(攻)の庇護欲がたまりません。

勤め先の倒産と、その後勤めたバイト先の食中毒による営業停止で仕事も金もない、そんな20歳の青年と31歳サラリーマンのBLです。

つまづいたリーマンにぶつかられて転んだ青年、倒れこむもお腹を空かせていたせい。ラーメン二杯をおごってもらいます。青年の名はハジメ、リーマンは大樹。
ハジメの身の上を心配する大樹が「今日帰るとこあんの?」と尋ねます。「ないよ...って言ったら泊めてくれる?」と答えます。そして大樹に持ち帰られるわけですが、出会いの際、ハジメから「遊ばない?」と持ちかけていました。ゲイ申告済みなのですが実は未経験です。誘った手前見栄張ってみたけど...と戸惑います。それを見て「やっぱやめとく? 無理矢理とか好きじゃないし」と言う大樹。そんな大樹に、この人と もうちょっと一緒にいたいと思い、「やめないで...」と事に至ります。はい、男処女喪失です。”初めてって痛いんじゃなかったっけ”と思うも、ハジメ は平気なようです。

初対面から双方互いに好みのタイプで、且つ身体の相性も良いとなれば、もう速攻でつき合っちゃえばいいですやん。それが自然の摂理ってやつ。
お金がなく、住まい(寮)も退去を迫られているハジメに、ずっと居てくれていいという大樹。いろいろ不幸な目にあって、自分を疫病神のように感じていたハジメ は「俺といたら大樹さんも不幸になっちゃうかもしれないんだけど」と言います。それに対する大樹の返答が素敵!「俺といたら幸せになれるんじゃないの.....違うな 俺が幸せにするよ」だって。いいぞ大樹、惚れるわ。その時の笑顔がまたいいのです。
以前の大樹は、どちらかと言えば若い子は苦手だったはずなのに、どうにもハジメ がかわいくて仕方ない状況になります。そして若い子の心変わりを心配するようになろうとは...。ハジメはというと、素直で健気で可愛さが増しています。この子の図々しくないところが本当にかわいいです。大樹は、素直に好き好き言ってくれるハジメ が愛おしくてなりません。二人で住むのに適した部屋への引っ越しを提案し、もーいっそ家買っちゃうか~なんて言い出します。本気度が表れていますね。ハジメ は...嬉しいけど俺でいいの?って思っています。そういう想いをちゃんと口にします。お互いを想い合う気持ちや考えを伝え合います。すばらしい!そういう会話でハッピーエンドです。