今日も萌えてます

白帯ライト級腐女子のBLまんが感想

『そのギャップ、ずるいよ』

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作家:裾はるおさん

主人公=純(偽名=翔子)この女がいけ好かない!美人です。で、アパレル販売の仕事なのに地味を通しています。仕事とプライベートは別、だから恋愛なんてもってのほか。職場では目立たぬように、そういう考えの持ち主です。ハーフでモデルみたいにカッコいい上司=ケントが異動してきても我関せず。上司としても印象最悪でした。プライベートでは恋人は作らずにワンナイトの相手を漁っています。そんなある夜、酔ったケントにナンパされ、リッチなホテルへ持ち帰られちゃいます。強引なようでウブな態度、なんですかそのギャップ、チェリーかい?と思うほど、上司の時の顔とは違い過ぎるし、なんだかムラっときてしまい、翔子からヤっちゃいます。朝、ケントから今後も会いたいと迫られますが、ワンナイト主義を伝えます。それでも引かないケントにセフレならと...ケントはそれでも会えるならと了承します。いくら地味にしていても気が付かないほどってメイク力半端ないですね。ケントも仕事の時の厳しく細かく嫌味アリな態度と、わんこ系なプライベートに差があって、主人公は戸惑います。そして二面性を自分だけが知っていることに優越感を感じたりもします。そんな主人公の相談相手は幼馴染の男です。もう、ピンときますよね、そうです、幼馴染は主人公を好きなんです。不仲な両親に愛されずに育った生い立ちから愛することに臆病になって、性欲が満たせればいいと、テキトーな相手を見繕っては遊んできたというわけですが、ケントは真剣交際を望んでいます。不意に従業員であることがバレてしまいますが、ケントは秘密での交際続行を希望します。そして君に僕を選んでもらいたいと伝えます。もー、ええやん、OKしたらええやん、と私なら思いますけど、どうしようかと悩み、幼馴染に相談します。誰とも付き合う意思がないと言っていたからこそ見守ってこれたのに、ケントとの交際に踏み出すかもしれないとわかって焦る幼馴染は暴挙にでます。ケントが利用するホテルの予約をとり、主人公を呼び出します。強引に迫るも拒否られ凹みますし、泣きます。で、二人でホテルから出るところをケントに目撃されてしまい、誤解を弁解する間もなく...そしてケントが主人公に距離を置くようになります。その後、ケントのNY支社への異動の噂を耳にして、主人公の心は揺れます。やっぱり会って話そう!主人公のみならず、ケントもそう思っていました。そして気持ちは通じ合い、NYへ一緒に行ってくださいとなるわけです。

上手に展開され、するするっと読めて面白かったです。ただ、この主人公が嫌いです。