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白帯ライト級腐女子のBLまんが感想

『プロミス・シンデレラ』全ネタバレ4

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作家:橘オレコさん

壱成からプロポーズをもらったものの、バツイチの早梅は躊躇します。対して壱成は「結婚でも付き合うでもなんでもいいから、18になったら俺だけのもんになれよ」と約束を求め、早梅も応じます。

さて、社員旅行で沖縄に来ました。これにも天馬が絡んでいて、宿泊ホテルは天馬のところ。そして何かと張り合う壱成と天馬、同類なので面白いです。

成吾の情報収集にスパイとして送り込まれている九重ですが、本人の自覚は乏しいまでも成吾に惹かれていることは確かです。成吾も九重を悪しからず思っている様子。

 両想いであることがわかった早梅と壱成ですが、天馬はまだ引きません。早梅と会う約束を取り付け、そのタイミングで壱成を引き離す画策をします。天馬の2番目のスパイであるさくらを使って...天馬は、旅館は経営難で潰れるかもしれない、俺と付き合うなら旅館を救ってもいいと早梅に言います。さくらトラップを脱した壱成が早梅の元へ駆けつけ、天馬と壱成と早梅の三つ巴の言い合いになりますが、壱成の弱いところを突いてきます。「経済力のない束縛しまくるだけの、なんの責任もとれないガキが軽々しく結婚なんかぬかすな」と。ズバリ正論ですね。全部わかった上で一緒にいたい早梅ですが、壱成との、この先の不安をなくすために自立したいと言います。大人の自分がリードできる立場にならなければと考えます。だから18までは今までどおりに...それまで好きでいてとは言わないから、でも18になった壱成に相手がいなかったら私から迎えにいってもいい?と逆プロポーズのようなセリフを伝えます。壱成が「俺モテるし、彼女作っちまうかもしんねーよ?」と言うと、それは仕方ないと答える早梅。壱成は不安になり、本当は俺のこと好きじゃないと気付いたんだろ?俺が子供過ぎて...とこぼした言葉に「どれだけアンタを思っているか知らないんだね」と微笑みながら早梅からのキス。
この件で、早梅と壱成それぞれが経済的自立に考えも行動もシフトしていきます。
一方天馬は、早梅にフラれても支援するとのこと。将来的には旅館をホテル化する考えなので、その前に潰れてしまうと面倒だからと言いますが、ビジネスよりも個人的感情ゆえと思います。
自立に舵をきった壱成は家賃3万円のボロアパートに住み、茶房の仕事を辞め、ホテルでの清掃に転職。そこで以前登場の旅館の超上客である西園寺と偶然出会います。西園寺はモデル事務所を経営している有力者で壱成をスカウトします。そしてモデルに興味はなくとも金になるならと応じることに。片や早梅も、仲居と旅行会社で雑務の仕事のダブルワークを始めます。
メジャー誌の表紙に抜擢されても飄々としている壱成。早梅も自分の容姿を意識しだします。ただでさえ10も上だと普通でも凹むわ...
華やかなモデルたちに囲まれる環境に身を置く壱成との関係立ち位置に戸惑う早梅ですが、そうは言っても譲れません。壱成は私のものだ!という気持ちが浮かび上がってしまいます。でもね、壱成には早梅しか見えていないのです。完全に早梅ファースト。もう、そういうところがたまらなくカワイイなぁ、壱成は(笑)

モデル事務所のクリスマスパーティーで、以前にトラブったモデル女子の恵みに拉致られ、早梅が壱成のために手作りしたケーキを奪われた上、頭からシャンパンを浴びせられます。そしてケーキを投げつけらる寸前でドアが開き壱成登場。現場までの導きに力を貸してくれたのはモデルのマリカ。恵の手下どもをやっつけて、ケーキも奪い返し、二人で(逃亡)帰ります。マリカと恵は同期モデルだが、今回の件で呆れたマリカは恵の頭上にシャンパンをかけ「頭冷やせば? 恥ずかしいわ」と罵ります。マリカは壱成に、事情を知らなかったとはいえ、恵に壱成が出席していることを教えてしまったと詫び、ほっぺにキス。外国育ちゆえの軽いノリを壱成も早梅も理解するが、その場面を恵に撮られてしまい、それが週刊誌に出回ることに...モデルで女優でものあるマリカのドラマ出演は白紙になり、壱成の仕事も減少。目先のことだけじゃなく、もっと先を見据えないといけないと壱成の認識は変わっていきます。大学進学も視野に入れ、難度の高い大学のA判定を得る程になります。本当に壱成の成長が目覚ましいです。早梅に出会ってから、早梅が原動力となって、壱成はすごい勢いで変化していると思います。

さて、旅館に食中毒のデマが拡散し、経営不振が加速します。このデマに、早梅の掛け持ちでの勤め先である旅行会社が絡んでいるようで、そこの社長とモデルの恵がタッグを組んで仕掛けてきそう雰囲気です。客離れ中の旅館の巻き返し企画として“大正ロマンコスプレ計画”を実施。で、盛況。これにも天馬の協力と西園寺の衣装提供があったりで、ご縁が効いています。
天馬の部下の九重は旅館を辞め、次は例の旅行会社へ潜入入社します。これも天馬の指示によるもの。九重に社長の動向を探らせます。こうして九重と早梅は旅行会社でも同僚となりますが、旅館でも働いていることを知る社長から花見の提案を受けます。旅館にお勤めの皆様でいかがですか?と。なにかありますね、絶対。そう思った九重も参加を申し出ます。花見当日、恵の視線の先に成吾がいます。骨抜きにしてホテルに連れ込む算段です。その恵を見つめる鋭い視線の持ち主は九重!きっと彼女が活躍するはず。

2021/08/29現在、最新話はめちゃコミック144話、コミックでは95話です。
今回は最新話までを描きました。続きも配信を追うつもりです。