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白帯ライト級腐女子のBLまんが感想

『プロミス・シンデレラ』全ネタバレ2

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作家:橘オレコさん

超絶怖い女が絡んでいたところまでを前回書きました。その後、負った足のケガも完治し、仲居の仕事に復帰した早梅。超一流ホテルの社長令息とぶつかって平謝りします。成吾に会いに来ていたとのことですが、成吾は強張っています。SOSを察知した早梅が助け船に入りますが、それに気を害した社長令息の天馬。おまけに成吾の手を取っていたところを目撃した別の仲居がBL妄想。天馬は「旅館は一流、仲居は三流」と早梅にぼやきます。さらに腹黒い天馬の囁きに、反射的に天馬に暴行を働いてしまった早梅。にもかかわらず、シレっと「失礼します」と去るんですけどね。

シーン変わって、高校生の壱成は10才上の早梅への誕生日プレゼント選びを茶房の上司である洸也に相談しています。アルバイトで得た全財産8万円、内5万円がプレゼントで3万円がクルージングというプランです。ちょっと疑問...クルージング二人分は3万円で賄えるのでしょうか?ま、それはいっか...
壱成「お前15日ヒマ?」
早梅「早上がりだったような...あ、その日誕生日だ!」
壱成「出かけるからな 寄り道しないで帰ってこいよ」
サラっと誘えんのか、あのバカはと祖母にぼやかれる始末(笑)

例の御曹司 天馬が成吾に近づくのは目論見あってのこと。探りのために部下の九重をパートとして潜入させています。身辺調査の結果、成吾と早梅が高校時代からの知り合いで、成吾の親族と同居中との情報を得た天馬は二人が特別な関係と推測します。そして「この女 俺のもんにして利用したろ」とほくそ笑みます。九重が、三日後の我が社のナイトクルージングリストに早梅が成吾の弟壱成と載っている旨を伝えると、天馬は仕事で予定のある成吾の代りに壱成と出かけるのだと、まだ高校生なら早梅と壱成はあり得ないと判断します。ちなみに祖母は壱成の恋の応援者なので、壱成が早梅と成就するよう協力的です。早梅をオシャレに仕立てて二人を送り出します。ディナー中に天馬が主催者挨拶とともに生演奏が奏でられる中、本日誕生日のお客様へと、花束を持って早梅の元へ来ます。天馬の登場に早梅は戸惑っていましたが...食事を終え、デッキに向かった二人の動向は逐一天馬に報告されています。デッキは夜景を楽しむカップルだらけ。ここで壱成はプレゼントのネックレスを渡します。早梅は感激で涙。「ありがとう大事にするよ ずっと」と、壱成にネックレスをつけてもらいます。壱成は「あの時言ってた"ずっと一緒にいて”ってどういう意味?」と問います。赤面しながら「あれは...」と口ごもる早梅にキスしようとしたら両手で頬を挟み撃ちされてしまった壱成。テンパった早梅はお手洗いへと席を外します。早梅は確信を持てていません。「壱成 私のこと好きなのかな 10も上の女にそんな気持ちになるのかな?からかってるのかな」そんな想いが巡ります。いや、多分からかってない...私は...私だって...と迷います。お手洗いから出るとスタッフに誘導されて案内されたプライベートデッキには天馬が待っていました。「あの日からあなたを忘れられなくて...ぼくと付き合ってくれませんか」と、突然の告白。それを即答でお断りします。
天馬「...なぜです?」
早梅「なぜって...私はあなたに惹かれていないからです」
フラれた天馬は内心で「俺が誰かわかってんのか くさるほどおる女の中から お前選んだる言うとんねんぞ あんなふっつーのお坊ちゃんとの恋愛なんか退屈やろ 俺とおった方が刺激もあって楽しいに決まっとる ほんまは迷っとんのやろ 引き止めてほしいんやろ」と散々ほざいた挙句に「あなたを独占したいとは言わない 誰にも内緒で...ね?」と押します。早梅はそれを「触んないでよ」と払いのけ、「あなた私に気なんて絶対ないでしょ」と返します。小競り合いの末、壱成からもらったばかりのネックレスが飛ばされ、落ちてしまいました。天馬が悪びれず「同じものすぐに用意します なんならそれ以上のものでも」と言うも、早梅は天馬を殴りつけます。そして海に入って見つけようのないネックレスを捜します。天馬にも捜せと言い「もしこのまま見つからなかったら絶対に許さないから」と必死です。その夜は諦めて帰るも、壱成に言えずに困っていると天馬からネックレスが見つかったから取りに来いと連絡がありました。いやいや、アンタのせいだから持ってこいよと私なら言うけど、早梅は「すぐ取りに行きます」と返答。なのに早梅の休み日を指定します。強引に約束を告げられ電話は切られました。海に入ってまで捜すとは、自分の命と引き換えレベルに大切なもの...それを引きちぎり海に落とした相手となると不信感を抱いているでしょう。早梅ではなく別の方法で成吾の弱みを握ることを部下の九重から提案されるも、天馬は早梅を落とすことにこだわります。天馬は壱成とダメ要素が被っています。えらそーで傲慢。でも根は悪くない。そして早梅を気に入ってしまうところまで類似しています。ネックレスと引き換えに一日付き合わされた挙句、不意打ちのキスを食らってしまった早梅に落ち度はありません。なのにその事実を知った壱成は激怒します。「どんだけ隙だらけなんだよ」と。ならば壱成はどの立場でそれを言ってるのかと早梅が反撃。早梅は壱成の気持ちを聞きたいのです。なのに壱成は「俺らただの同居人だもんな ソレ(ネックレス)返して 誤解させたらわりーじゃん」と答えたのです。今の二人には年の差と、未成年であることが壁になっています。「壱成はこれから沢山恋愛をして色々学んで大人になっていくんだから、むしろ私は背中を押す立場なんじゃないの」早梅の葛藤です。この状況に、天馬は生意気な壱成を揺さぶる刺客として可愛い女子高校生さくらを茶房のアルバイトとして送り込みます。

早梅は壱成と仲良くありたい。だから壱成をボウリングに誘います。勝負して勝てたらネックレスを返してやるという壱成ですが、勝って今度こそ告白しようと決意しています。片や早梅も自分の気持ちを伝えようと思っています。ボウリング勝負の最中にさくらから壱成に着信アリ。茶房の先輩として面倒みていた壱成ですが、今日は無理と断ります。傍で聞いていた早梅は「行ってあげたら?」と言います。この件で心にブレが生じた壱成が負け、早梅は再度行ってあげるよう促します。壱成が去った後、一人歩く早梅に声をかけてきたのは天馬。ドライブに誘います。一旦断った早梅ですが、落ち込む気持ちを引きずって「どこか連れていってもらってもいいですか?」とまさかの返答をします。
天馬「もしかしてフラれた?」
早梅「...まぁ そんな感じです ふさわしい相手が現れました」
天馬「なにがええの?あんなガキ...年齢以前によぉ」
早梅「わかりません」
...
天馬「年の差一番気にしてんの お前やんけ」
何故か浜辺から海への放り込み合戦になりズブ濡れ。その後も何故か天馬の手作りケーキを食べ、涙が溢れ出てしまった早梅。そんな早梅に「俺やったらアカンか?」と早梅を抱きしめる天馬。そこへ壱成が登場!早梅を連れて帰ろうとするも、早梅は天馬の車に乗り込みます。壱成は助手席のドアガラスを叩いて言います。「俺が途中で抜けたから怒ってんだろ 行けって言ったのはお前だろうが」壱成と早梅は道中で売り言葉買い言葉の喧嘩となります。でも壱成が戻ってきたことが嬉しくて、早梅の涙腺崩壊。ボロ泣きしながら「あんたのこと好きになっちゃた」と告白します。信号が青に変わり動き出す車。天馬は「俺の愛の告白は響かんかったか?」と言います。これは天馬が可哀想。でもさすがは天馬、壱成に気があるままでも「俺を選べや」と迫ります。そこへ駆けつけた吉虎が運転する車の助手席に乗った壱成が並走し、早梅と壱成のやりとりが続行します。この後クライマックス、壱成が言います!「俺が18になったら結婚すんぞ」その後に続く言葉もきゅん死レベルの弾丸をぶっ放される如くで、もうもうたまりません。

まだ続きはありますが、今回はここで区切りますね。続きは”ネタバレ3”で書きます。ではまた。