今日も萌えてます

白帯ライト級腐女子のBLまんが感想

『明日はどっちだ』

f:id:nyanyanyawan:20210823131009g:plain
作家:山本小鉄子さん

何回でも読みたくなる面白さ!
まず、主人公=黛星(まゆずみきらら)がバカでかわいいんです。幼い頃に女の子の格好をさせられていた男の子きららちゃん。町内の美少女コンテストで優勝する実力は高校生になっても健在で見た目は超絶美形。片や隣家の兄弟は”狂犬”(兄:京一 弟:顕 ちなみに苗字は土佐山田)と恐れられる喧嘩最強兄弟で、きららの憧れです。慕って親しくしていたのに、中学生になる頃には、弟:顕に距離を置かれるようになります。(きららと顕は同級で、兄の京一は二つ上)
きららはバカですがコミュ力おばけ。なんだかんだで愛されキャラ。逆に顕は人を寄せ付けない威圧感ありあり。なのにこの男はモテるのです。

いまどきの男の子が殴り合いの喧嘩をすることってないんじゃないかと思いますが、このまんがではガンガン殴り合います。もちろんきららも。そこそこ喧嘩慣れしているせいか、まずまずは闘えるにしても、きららは小柄なのでやはり非力です。そしてきららのピンチには常に顕が登場します。きららは気づきます。顕のことを好きなんだと。とはいえ普段の顕の態度はきららに冷たいのですが。
土佐山田兄弟は家庭の事情によりホモ嫌いと知るきららは、顕に気持ちを知られまいとしますが、顕の方からきららにキス。しかも不機嫌に...

きららの心は男の子ですし、男気に憧れる男子です。だけど見た目がかわいいので男にモテます。特に強男たちに。ちなみに女子にはモテません。「自分よりカワイイ彼氏なんてヤダ」というわけです。本人は不本意ながら、美形で体毛ゼロでピンクの乳首を有する稀有な姿。プールの授業では年頃男子がざわつきます。そういうキモイ不便さにも苛まれるわけですが、顕や京一への甘え方がかわいいんです。喧嘩に負けて「兄貴~」と悔し泣きしながら京一に抱きつく姿の可愛さったらもう。そしてその姿に苛立つ顕。そんな顕もきららから笑顔を向けられると内心たまらなくカワイイと思っているんです。まんがの良さって、そういう心の内を言葉でも描いてくれているので分かりやすくていいです。

ストーリーが、というよりは、やり取りが面白いです。この先どうなるか気になるというのではなく、バカバカしかったり、可愛かったりする展開をずっと見ていたい感じです。

きららと顕は高校一年生ですが、顕は185cm/76㎏で、きららは154cm/41㎏です。きらら小柄過ぎ!大抵の女子は41kg以上ありますから。